ティッセン・ノルテ社HARAX® を採用 – 生産工程の改善へ

ティッセン・ノルテ社は、製造部門の再編を行い、LEAN生産方式を採用しました。その結果、以前とは全く異なる、工場内の業務管理方式を導入し、電気部品のミニ工場を設置。工場内の他のミニ工場へ、エスカレーターのあらゆる電気部品を適時に供給することを実現しました。

エスカレーターおよび動く歩道は、さまざまな工程を経て製造されています。その各工程に対しては、一定の期間が決められ、この期間を経過すると、エスカレーターは次の工程に送られます。つまり、量産方式が導入されたのです。
このプロセスにより、多くの作業が機械から距離をおいたところで行われます。実際に機械への作業をする段階では、作業を極めて迅速に行うことができるのと同時に、全体的に信頼性の高い、高品質の製品を造ることが可能です。

この作業方式を実現するために、作業プロセスの各段階に関連する作業セルを導入しました。これらの作業セルでは、機械への作業を実際に始める前に必要な仕事が行われます。この新しい電気設備を設計するにあたって、当社は以下の目標を定めました。

  • それぞれの製造工程における所要時間を最低限に抑制
  • 製造のプロセスをよりフレキシブルに
  • 生産ラインで最大限の信頼性を実現。ユニットの全数検査
  • ボックスとキャビネットの小型化
  • メンテナンスと設置作業の円滑化
  • 全体的な品質の向上

モジュラーシステム

モジュラーシステム

したがって、まず、さまざまな接続点において、ケーブルを端子台に固定する時間を節約するため、電気接続に一定の独立性をもたせました。その結果、配電ボックスを使用することで、すべての配電ボックスを多極ケーブルによって相互接続させました。

これらの多極ケーブルは、Han DDおよびHan-Modular多重コネクタによって、ボックスに接続されます。コネクタよりワイヤーの数が多いケーブルを使用しているので、コネクタのピン割りあては常に同一である上、問題が起きた場合、予備のワイヤーによって対処することが可能です。常に同一のケーブルが使用されるので、ケーブルをつなげる作業は極めて簡単で、またケーブルの検査もとても容易にできます。この検査は非常に重要なものです。なぜなら、機械に取り付けられるすべての部品が正しく機能することを保証するために、全数検査が必要だからです。

最終目標は、機械の作動時間に無駄が生じるのを防止することです。それぞれの製造セルで仕上がった製品はすべて、最終的な機械で使用する前に検査され、自動コントロールシステムを通過するようになっています。

時間の節約

時間の節約

また、エスカレーターは多数のフィールド要素、主にブレーカー、インダクター、光電管やその他の補助装置類で構成された安全メカニズムを備えています。さらに、どのエスカレーターも、同じ構造はしていません。そのため、このようなミニ接続 (2本、3本、または最大限4本のワイヤーによる)をすべて完全にフレキシブルに行うには、接続が極めて安全で、しっかりしていなければなりません。 これらすべての接続のために、HARAXコネクタが選ばれているのです。

スペースの節約

スペースの節約

以前まで、多重ケーブルはケーブルクランプを通してボックス内に挿入されていました。そのケーブルは、内側に取り付けられた端子台に接続されていましたが、これが複雑なプロセスでした。また、この方式では、ケーブルがアクティブ化されるまでは検査ができなかったので、検査プロセスには多大な時間がかかっていました。さらに、このように多くのケーブル接続が必要であることに加えて、端子台が非常に限られたスペースの大部分を占めていました。

Han DD 42と24極コネクタを使用すると、時間とスペースを節約することができます。また、最終的に取り付けの前に接続部を検査することで、製品全体の品質を保証することが可能になりました。 このプロセスは、周辺接続にも同様に当てはまります。以前は、各ケーブルを、ケーブルクランプを通してボックス内の端子台に接続しなければなりませんでした。つまり、端子台がボックス全体を占拠していたわけです。

HARAXコネクタは、接続作業をボックス内部の配線とは切り離して行うことが可能です。したがって、事実上、端子台は必要ありません。接続がHARAXコネクタの内部で、ファストン端子を介して行われるからです。このため、他の制御要素をボックス内へ組み込むことが可能になりました。したがって、エスカレーター運転制御システムをいくつかのコントロールボックスに分散させて設置し、メイン運転制御ボックスの小型化・軽量化を実現。コントロールボックスはスペースの限られたエスカレーター内部に取り付けなければならないため、ボックスを簡単に取り外せることがきわめて重要なのです。

メンテナンス

メンテナンス

もう一つの狙いは、メンテナンスとエスカレーターの運転性能のアップデートを速やかに行い、作業ミスをなくして、より高いレベルの品質を確保することでした。

万が一、ブレーカー接続ケーブルがなんらかの理由で機能しなくなったとき、HARAXの機能により新しいケーブルの誤接続は避けられます。メンテナンススタッフはボックスを開くことなく、HARAXの外側部分を取り外し、正しく接続することが可能です(特殊工具は不要です。外側のケーブルカバーを取り除くのみ)。

Pere Joan del Valle

Product Manager & Marketing Industrial Markets



 

HARTING Elektronik, S.A.


José Mendiolagoitia Juliana

Ingeniero Industrial

 

Electrical R&D Manager
Thyssen Norte


THYSSEN NORTE, S.A.

Thyssen Krupp Industrial de España

 

Elevation Division

THYSSEN NORTE S.A's operations focus on the design, manufacture, installation (in Spain and Portugal) and after-sales service of escalators and moving walkways for facilities such as shopping centres, railway as well as underground stations, airports, etc.

The factory is located in the Polígono de La Pereda industrial park, in the town of Mieres del Camino, which is in the region of Asturias, Spain.

THYSSEN NORTE S.A. belongs to the Elevation Division of GRUPO THYSSEN KRUPP INDUSTRIAL, Spain.
THYSSEN NORTE, S.A.



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